DISTRIBUTION

【配給事業】
クズイ・エンタープライズとしてKUZUI夫妻が配給・宣伝してきた映画作品。「えっ?あの映画もKUZUIが配給してたの??」って驚きが聞こえてくる名作が多数存在します。現在では配給業務は行ってませんが、いままでに配給・宣伝を手がけた数々の作品群、絶賛レンタル!発売中!!...なので、まだのかたは一度ご覧あれ!名作はいつまでたっても色褪せませんから。
『写真家の女たち』画像

写真家の女たち2001

GUENEVERE

【キャスト】サラ・ポーリー/スティーブン・レイ

保守的な家庭に育ったハーパー(サラ・ポーリー)は以前からそういった家庭環境になじめずにいた。姉の結婚式でハーパーは年上の写真家、コニー(スティーブン・レイ)と出会う。彼女の家族とは全く反対の「芸術」の世界に生きるコニーに彼女はすぐに恋に落ちてしまう。その後、彼女は親に嘘をついてコニーと暮らし始める。コニーは彼女に「芸術」とは何かを教えていき、彼女はコニーからのプレッシャーと生活環境に悩みながらも彼の側にいる事を決意する。コニーは彼女の前にも多くの若い才能のある女性を見つけては一緒に暮らし、アーティストとして育て上げていたのだ。それを知ったハーパーは別れる事を決意する。数年後、一流の写真家となった彼女は死を目前にしたコニーのアパートを訪れるが、そこで彼女は過去と現在のコニーの恋人たち(グウィネヴィア)と出会う。コニーは彼女たちに見守られながら死の世界へと旅立っていく。

『ショー・ミー・ラブ』フライヤー

SHOW ME LOVE ショー・ミー・ラブ2000

FUCKING AMAL

【監督】ルーカス・ムーディソン 【キャスト】アレキサンドラ・ダールストロム/レベツカ・リージェバーグ/エリカ・カールソン
25年先より、今しあわせになりたい。
[1999年ベルリン映画祭パノラマ部門国際芸術映画連盟賞、99年スウェーデン映画祭最優秀作品賞/最優秀監督賞/最優秀脚本賞/最優秀主演女優賞、99年カルロヴィヴァリ国際映画祭観客賞/審査員賞/ドン・キホーテ賞、1999年ノルウェー国際映画祭最優秀外国映画賞、99年バレンシア国際ヤング映画祭最優秀作品賞]

ティーンエイジャーのエリンと彼女の友達は「AMAL」という小さい町で暮らしていた。エリンがある事をするまでは、その町では何も起こらないハズだった。それはエリンが行くはずの無いパーティーに間違えて出かけた事から始まった。エリンは二人の恋人の間にはさまれ、その小さな町の中で、彼女は本当の自分を見つけていく。
現代人の恋することに対する切望と喜びと痛み、恋愛をすることによって成長する様を、コミカルで切なく、そして人が変わっていく事に対する勇気を描いた作品である。

『オルフェ』フライヤー

オルフェ2000

ORFEU

【監督】カルロス・ディエゲス 【音楽】カエターノ・ヴエローゾ 【キャスト】トニー・ガヒード/イザベル・フィラーディス/ムリロ・ベンチロ
[99年トロント映画祭出品作品]

ギリシャ神話で名高いオルフェとユリディスの悲劇的な恋物語の舞台を、鬼才カルロス・ディエゲスがリオ・デ・ジャネイロのファーベラを舞台とした、現代版「黒いオルフェ」。1959年、「黒いオルフェ」(マルセイユ・カミュ監督)はカンヌで大絶賛され、グランプリを受賞している。
 カーニバルを明日に控えた日、田舎からユリディスが従妹のセラフィーナを訪ねてくる。そんな彼女は隣家に住むオルフェに出会う。オルフェはミラという婚約者がいたが、カーニバルの熱狂と喧騒の中で、いつしかオルフェとユリディスは深く愛し合うようになる。カーニバルの強烈な色彩感覚と、世界的に知られている主題歌「オルフェの歌」を背景に、古典的な愛の物語を蘇らせた大作。音楽監督は巨匠カエターノ・ヴェローゾが担当し、映像に映し出される人々の生活にサンバ、ボサノバ、ラップのメロディとリズムが全編に流れているところが、いかにもブラジルらしく、さらにリオのカーニバルの興奮をゴージャスに盛り上げている。

『オーガズモ』フライヤー

オーガズモ2000

ORGAZMO

【監督・脚本】トレイ・パーカー 【音楽】ダスト・ブラザーズ 【キャスト】トレイ・パーカー/ダイアン・バッチャー/ロビン・ライン
悪を快楽死(?!)させる、新ヒーロー登場!
"愛と平和のオーガズモ"
[97年トロント映画祭正式出品、97年東京ファンタスティック映画祭正式出品、98年米サンダンス映画祭正式出品]

ユタに住む敬謙なモルモン教徒のジョーが、ハリウッドで布教活動中にひょんなことからポルノ映画の撮影現場に迷い込む。その場で監督の“オービソン”に見初められ「キャプテン・オーガズモ」の主役に抜擢される。“ジョー”は信念とは裏腹に、ユタに待たせてる純真なフィアンセ“リサ”との結婚資金を得るために、ポルノ映画出演を決心。その律義で厳格な性格とポルノ映画の主役というギャップに苛れながらも、映画はとんとん拍子で世界的大ヒット。男女を問わず急所に当てられると絶頂に達してしまうオーガズム光線を引っさげて、映画の中のみならず現実の世界でも悪を退治するカルト“SEX”ヒーローに!!

『リアル・ブロンド』フライヤー

リアル・ブロンド1999

The Real Blonde

【監督/脚本】トム・ディチロ 【製作】マーカス・ヴィシティ/トム・ローゼンバーグ 【音楽】ジム・ファーマー 【キャスト】マシュー・モディン/キャサリン・キーナー/ダリル・ハンナ/エリザベル・バークレー/キャスリン・ターナー/スティーブ・ブシェーミ
甘い夢にちょっとだけつかれた大人たちが繰りなす、せつなくておかしなラブストーリー。

『リアル・ブロンド』は、マンハッタンのエンターティメント業界、ファッション業界を舞台に、恋人たちの仕事と恋とセックス、その現実と理想のギャップや気持ちのすれ違いを鮮やかに浮かび上がらせた、ちょっと苦くてすこし優しい物語。
ここに登場する男たちは、理想ばかり高くてさっぱり売れない役者、本物のブロンド女(リアル・ブロンド)に執着するキザな二枚目俳優、紳士風ながら男好き(?)なレストランのオーナー、自分の教えた護身術で女にねじ伏せられるインストラクター、女性患者の告白に実は欲情していたカウンセラーなどなど、また女たちも、男とセックスに嫌悪感を抱いているメイクアップ・アーティスト、自分を捨てた男が忘れられないモデル、スキ者の昼メロ女優、マドンナの「吹き替え」担当の女優の卵、写真のためなら手段を選ばない女流カメラマン・・・・・・。要するに風変わりな連中ばかりだが、一見華やかなショウビジネスの世界を舞台にしながらも、その片隅で理想と現実にもがき、迷子のようにさまよう彼らの情けない姿に、観る者は最初は笑っていても、ふと気づくとそんな登場人物の誰かにシンクロしていて「そうそう、そうなんだよ」と頷くことしきりだ。

『24時間4万回の奇跡』画像

24時間4万回の奇跡2001

Les Convoyeurs Attendent

【監督】ブノワ・マリアージュ 【キャスト】ブノワ・ポールブールド/ブーリ・ランネール
[99年カンヌ映画祭監督週間出品作品、99年トロント映画祭出品作品]

妻とふたりの子供と共に郊外の工業地帯に暮らしている、ローカル新聞社のリポーター、ロジェ。交通事故、雹による農作物の被害、誰かが逮捕されるような事件を自前のラジオで警察無線を傍受してスクープにしながら、かろうじて家族をやしなっている。
ヤクザな仕事、貧乏暮らし、そして退屈な田舎の暮らしに嫌気のさしているロジェは、2000年という人類の夜明けを迎え、何か大きな事をしでかしたいともくろみ、何を考えたか目標を商店街主催のコンテストの記録更新とその賞品である車の獲得に定める。そして、ロジェは息子のミシェルを"24時間以内で4万回"というドアの開閉世界記録に挑ませる。
チャンスに掛けるロジェ。ミシェルにアメリカン・スタイルをモットーにする特別専任コーチまでつけ、庭にドアと柱を打ち建て、映画「ロッキー」ばりのトレーニングを開始するが…。

『プランケット・アンド・マクレーン』フライヤー

プランケット・アンド・マクレーン2000

PLUNKETT & MACLEANE

【監督】ジェイク・スコット 【キャスト】ジョニー・リー・ミラー/ロバート・カーライル/リブ・タイラー/ケン・スコット

18世紀の半ばに実在した人物を主人公にした「プランケット・アンド・マクリーン」は悪名高き二人の盗賊の物語である。全く違った社会環境で育った二人は「紳士協定」を結ぶことになった。
プランケット(ロバート・カーライル)は頭脳とノウハウを、マクリーン(ジョニー・リー・ミラー)は社交のコネクションを提供する。彼らは裕福な社会に潜入した。マクリーンは情報を集め、二人で貴族の馬車を襲った。二人は金持ちから強奪することで、私腹をこやしていった。プランケットにはアメリカに渡るという夢があり、マクリーンは裕福な生活を送りたがった。そして、裁判長のギブソン卿(マイケル・ガンボン)の馬車を襲った時、マクリーンは美しく、反抗的な彼の姪、レディ・レベッカ・ギブソン(リブ・タイラー)と恋に落ちる。
マクリーンは魅力的な態度を見せ、紳士強盗として知られるようになる。ギブソンの腹心の部下である盗賊狩りの指揮官チャンス(ケン:スコット)はレベッカに報われぬ思いを抱いていた。そして容赦ない追跡によってプランケットとマクリーンに魔の手が忍び寄り、有名な絞首台で処刑そうになった事もあった。しかし、危機に陥るたびに、大胆さと忠義心で限界に挑んでいくのだ。

『溺れゆく女』フライヤー

溺れゆく女2000

ALICE ET MARTIN

監督■アンドレ・テシネ 【キャスト】ジュリエット・ビノシュ/アレクシス・ロレ/カルメン・ローラ
アカデミー女優、ビノシュとフランスの名匠テシネの名コンビが贈るサスペンスドラマ

マルタンは、自分の父親を殺してしまった。その不名誉な事実を隠すために、家族は口を閉ざすことにした。時とともに彼の罪の意識は薄れ、それはまるで事故であったかのような気さえしてきた。パリに移ったマルタンは、そこでアリスと出会う。アリスのおかげでマルタンも過去の出来事を忘れかけていく。けれどもある日、マルタンはアリスが妊娠したことを知る。その時から、彼は再び自らの過去にがんじがらめにされ、犯した罪が、彼を容赦なく追い回す。狂気の深淵へと引きずり込まれそうになるマルタンを、アリスはどうやって救い出すのか?

『SLAM』フライヤー

SLAM2000

SLAM

【監督/脚本/製作】マーク・レビン 【キャスト】ソウル・ウイリアムズ/ソニア・ソン/ボンズ・マローン
―世界を変える、言葉がある―
[98年カンヌ映画祭新人賞/観客賞、98年サンダンス映画祭審査員大賞、98年IFPゴッサム・アワードペリー・エリス新人賞]

「SLAM」とは…ヒップホップを詩の朗読の中に取り入れた、自由で新しい“コトバ”のパフォーマンス。
ドッジ・シティと呼ばれる低所得者住宅。そこに自分のラップでレーベルを始めたいと夢見る若者がいた。だが運悪く少量の麻薬所持で逮捕され、刑務所内のギャング抗争に巻き込まれてしまう。彼に逃げ場はない。しかし彼は、コトバが暴力に対抗し得ることを発見する。そして、そこで詩を教えていた女性の影響で自分の中にぐつぐつとマグマのようにくすぶっていたコトバに気づき、全てがそこから始まる…。

『ミフネ』フライヤー

ミフネ2000

MIFUNE

【監督】ソーレン・クラウ・ヤコブセン 【キャスト】アナス・ベアテルセン/イーベン・ヤイレ/イエスパー・アスホルト/ソフィエ・グロベル
トシロー・ミフネは強くて絶対あきらめない七人目のサムライだった
[99年ベルリン映画祭銀熊賞受賞、ドグマ95#3]

―――決して過去はごまかせない。
それがソーレン・クラウ・ヤコブセン監督の新作「ミフネ」を支える哲学だ。クレステンはコペンハーゲンのヤッピーたちの仲間となり、すばらしい仕事のキャリアに期待をかけていた。しかし、結婚式の夜、突然の電話が運命を変える。父親の死を知らされたのだ。彼は困難な立場に立たされる。妻のクレアや周囲の人間には、実は肉親はいないことになっていたのだ。彼は父親が住んでいた荒れ果てた農場に戻り、兄のルードと会う。ルードは自分のことさえ何も出来ない、孤独でみじめな知恵遅れの男だった。
クレステンは貧しい田舎者の過去が明るみに出るのを恐れ、港で妻に次々と嘘をならべる。やがて、兄の問題を解決する最後の手段を思いつく。都会に戻って仕事を続けるため、兄の面倒をみるハウスキーパーを募集するのだ。しかし、美しいリーバがやってくると、状況は一変する。リーバも自分の正体を隠した女性だった。
夫に疑惑を持って農場に向かう妻、裏庭にいるヘンな弟、恨みを抱く農家の人たち、ベッドルームには寂しそうな女。クレステンの前にさまざまな問題が浮上してきた・・・。

『グッバイ・モロッコ』フライヤー

グッバイ・モロッコ1999

HIDEOUS KINKY

【監督】ギリーズ・マッキノン 【脚本】ビリー・マッキノン 【原作】エスター・フロイト 【原作本】"郷愁のモロッコ"河出書房新社刊 【キャスト】ケイト・ウィンスレット/サイード・タグマウイ
不思議の国では 愛は激しく 風はやさしい

「ゆく道が閉ざされていても、秘密の道が開かれる。ここは不思議の国」
愛人の不実に傷つき、ロンドンから二人の娘を連れてモロッコにやってきた25歳のシングル・マザー、ジュリア。冷たい霧に包まれた陰鬱な街から、煉瓦作りの家々に夕陽が映える"赤い古都"マラケシュへ、自分探しの旅に出る。
不思議の国モロッコの、開放的な大地の空気と混沌とした異国文化の中で、ジュリアは幼い娘たちと時にはぶつかり、時にはささえ合いながら、自らの新しい生き方を見出す。また、土地の青年ビラルと出会い、心癒され、その無償の愛を知る・・・。