DISTRIBUTION

『バグダッド・カフェ 完全版』フライヤー

バグダッド・カフェ 完全版1994

BAGDAD CAFE UN-CUT

【監督】パーシー・アドロン 【製作/脚本】パーシー&エレオノール・アドロン 【撮影】ヘルント・ハインル 【音楽】ボブ・テルソン 【主題歌】"コーリング・ユー"ジュヴェッタ・スティール 【キャスト】マリアンネ・ゼーゲブレヒト/ジャック・パランス/CCH・パウンダー/クリスティーヌ・カウフマン
心が渇いたら、Calling you. また、しばらく優しくなれる。
世界的な大ヒットを記録した、あの「バグダット・カフェ」から5年。ジャスミンに、ブレンダに、心にしみるあの風景に、また逢える!やさしい人々がまきおこす、ハートフルな物語「完全版」。

ラスヴェガスあたりの砂漠にポツンとたたずむ一軒のモーテル「バグダット・カフェ」。いつも腹を立てている女主人ブレンダ、役にたたない夫、住みついている怪しげな住人たち。
そして、ある日そこにやってきた太ったドイツ女ジャスミン。大きなトランクを提げ、スーツを着込み、砂ぼこりの道をハイヒールで歩いてきたこの珍客が、さびれたモーテルを砂漠のオアシスに変身させることになる・・・。
この、世界中で大ヒットしたハートフルでハッピーな映画には、何と「完全版」が存在していたのです。前回公開時より17分長い"完全版"は、ジャスミンとカフェの住人たちとのふれあいのシーンや、ジャスミンの手品のシーンが追加されたほか、ブレンダと亭主の関係の結末も描かれ、ほのぼの感がいっそう増しました。

『トリコロール/青の愛』フライヤー

トリコロール/青の愛1994

TROIS COULEURS BLEU

【監督】クシシュトフ・キェシロフスキ 【製作】マラン・カルミッツ 【脚本】クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ 【撮影】スワヴォミル・イジャック 【音楽】ズビグニエフ・プレイスネル 【キャスト】ジュリエット・ビノシュ
何色ですか、あなたの愛。
ヨーロッパを代表する三大女優が奏でる、三色の愛の極限
青の愛−なにものにも縛られない自由な人生
[93年ヴェネチア国際映画祭金獅賞(グランプリ)、主演女優賞、撮影賞受賞/93年ロサンゼルス批評家協会賞作曲賞受賞]

三部作のトップを飾るのは、ジュリエット・ピノシュ演じる作曲家の妻が主人公となる「青の愛」。彼女は、ある日突然愛する夫と娘を事故で失ってしまい、人生の重大な岐路に立つ。死を選ぶか、思い出とともに生きるか、それともまったく違った人生を始めるか・・・。葛藤の末、彼女はそれまでの価値観や欲望を捨て去った新たな人生を歩み出す。
そして新しい生活の中、夫の意志を継いで、彼が作曲していたコンチェルト曲を完成させようと動き出す。そんな矢先、死んだ夫に愛人がいたことに気づくのだった。

『トリコロール/赤の愛』フライヤー

トリコロール/赤の愛1994

TROIS COULEURS ROUGE

【監督】クシシュトフ・キェシロフスキ 【製作】マラン・カルミッツ 【脚本】クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ 【撮影】ビョートル・ソボシンスキー 【音楽】ズビグニエフ・プレイスネル 【キャスト】イレーヌ・ジャコブ/ジャン・ルイ・トランティニャン
何色ですか、あなたの愛。
ヨーロッパを代表する三大女優が奏でる、三色の愛の極限
赤の愛−"博愛"という名の美しすぎる概念
[94年カンヌ国際映画祭正式出品作品]

どこか冷たい肌触りを持つ「青の愛」。皮肉の効いた「白の愛」とは対照的に、三部作の最終編となる「赤の愛」は、その色彩のとおり"暖かさ"あふれる作品となってる。
今度の舞台はスイス、女学生でモデルのバランティーヌ(イレーヌ・ジャコブ)は、ある日誤って車で犬をはねてしまう。飼い主は初老の退官判事(ジャン・ルイ・トランティニャン)で、一日中電話の盗聴をして過ごしていた。バランティーヌは軽蔑し、盗聴を止めるよう懇願するが、男は「これが自分の生活だ」と取り合わない。やがて、バランティーヌは男が盗聴の罪で起訴されたことを知り、ふたたび男を訪ねるが、そこでこの謎めいた男の意外な過去を知る。そして、いつしか二人の間には微妙な感情が生まれていた・・・・・・。
結末には「青」「白」「赤」の三本が結びつく重要なシーンが登場する。

『愛の風景』フライヤー

愛の風景1993

DEN GODA VILJAN

【監督】ビレ・アウグスト 【脚本】イングマル・ベルイマン 【撮影】イェルゲン・ペーション 【美術】アンナ・アスプ 【キャスト】サムエル・フレイレル/ペルニラ・アウグスト/マックス・フォン・シドー
あらゆる人に贈る、あらゆる愛を内包した映画
[92年カンヌ国際映画祭パルムドール(グランプリ)受賞/主演女優賞受賞(ペルニラ・アウグスト)]
『オリヴィエ オリヴィエ』フライヤー

オリヴィエ オリヴィエ1993

OLIVIER, OLIVIER

【監督/脚本】アグニエシュカ・ポランド 【音楽】ズピグニエフ・プレイスネル 【撮影】ベルナール・ジツェルマン 【キャスト】グレゴワール・コラン/マリナ・ゴロヴィーヌ/ブリジット・ルアン/フランソワ・クリュゼ/ジャン・フランソワ・ステヴナン
愛する人が突然いなくなったら−−。
あなたはどうしますか?
『くるみ割り人形』フライヤー

くるみ割り人形1994

THE NUTCRACKER

【監督】エミール・アルドリーノ 【撮影監督】ラルフ・ボードA.S.C. 【作曲】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 【振付】ジョージ・バランシン 【美術】ルーベン・テル・アルトゥニアン 【製作総指揮】アーノン・ミルチャン 【キャスト】マコーレー・カルキン/ジェシカ・リン・コーヘン/ニューヨーク・シティ・バレエ団
マコーレー・カルキンが贈る、ファンタジックな夢の世界。夢と魔法の90分間へようこそ!

大きなクリスマス・ツリー、お菓子のいい匂い、一年で一番幸せなクリスマス・イヴの夜。マリー(ジェシカ・リン・コーヘン)はおじさんからくるみ割り人形をプレゼントされますが、いたずらな男の子に壊されてしまいます。悲しんだマリーは壊れた人形をやさしく抱きあげ介抱します。その晩、不思議なことがおこりました。マリーが目を覚ますと、くるみ割り人形から変身した素敵な王子様(マコーレー・カルキン)が・・・。王子様は空飛ぶベットにマリーを乗せて、魔法の島へと案内します。そこでは、こんぺい糖やチョコレート、キャンディー、コーヒーなどのお菓子の精がマリーのために様々な踊りを披露します。さあ愉快なパーティーの始まりです。それは一夜の夢のような・・・。

『愛と精霊の家』フライヤー

愛と精霊の家1994

THE HOUSE OF SPIRITS

【監督】ビレ・アウグスト 【原作】イサベル・アジェンデ 【製作】ベルント・アイヒンガー 【撮影】イェルゲン・ペーション 【音楽】ハンス・ジマー 【キャスト】メリル・ストリープ/ジェレミー・アイアンズ/ウィノナ・ライダー/グレン・クローズ/アントニオ・バンデラス/ヴァネッサ・レッドグレーブ/アーミン・ミューラー・スタール
激しく時が流れても、そこには精霊のような愛があった。激しくも美しい、壮大なる愛の物語。

静かに包み込むように男を愛し続ける母、情熱的に激しく男を愛する娘。ふたりのドラマティックな人生を軸に、愛と欲望、富と没落の壮大な物語が描かれていきます。 まだ少女だったクララ(メリル・ストリープ)は、エステバン(ジェレミー・アイアンズ)を見た時、ひと目で彼への愛を確信した。やがて二人はクララの神秘性に手繰り寄せられるように結ばれる。天使のように美しく、慈愛に満ちたクララ。しかし、富と名誉を追い求め、妻をコントロールしようとするエステバンは、次第に孤立していく。そして、一人娘ブランカ(ウィノナ・ライダー)と小作人の息子ペドロ(アントニオ・バンデラス)の許されぬ愛に気付いた時、二人の亀裂は決定的になった。ペドロへの憎悪を燃やすエステバン。ペドロに変わらぬ愛を捧げるブランカと、そんな娘を励ますクララ。やがて彼らも、祖国の歴史のうねりに否応なく翻弄されることになる。

『トリコロール/白の愛』フライヤー

トリコロール/白の愛1994

TROIS COULEURS BLANC

【監督】クシシュトフ・キェシロフスキ 【製作】マラン・カルミッツ 【脚本】クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ 【撮影】エドヴァルト・クオシンスキ 【音楽】ズビグニエフ・プレイスネル 【キャスト】ジュリー・デルピー/ズビグニエフ・ザマホフスキ
何色ですか、あなたの愛。
ヨーロッパを代表する三大女優が奏でる、三色の愛の極限
白の愛−"平等"はまやかし。最後に勝つのは"愛"
[94年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞]

三部作の第二弾は、「青の愛」から一転してコミカルな人間模様を描く「白の愛」。舞台もパリから冬のワルシャワへと移動、文字どおり"白い世界"の中でドラマは繰り広げられる。
性的不能に陥った夫(ズビグニエフ・ザマホフスキ)との結婚生活に嫌気がさした妻(ジュリー・デルピー)は、離婚を決意。妻に捨てられ、失意のうちに母国へ帰った夫は新たなビジネスで大成功。そして、別れた妻と再会したい一心で一世一代の大芝居に打って出たが・・・。

『エーゲ海の天使』フライヤー

エーゲ海の天使1993

MEDITERRANEO

【監督】ガブリエーレ・サルヴァトレス 【脚本】ヴィンチェンツオ・モンテレオーネ 【撮影】イタロ・ペットリッチョーネ 【製作】ジャンニ・ミネルヴィーニ/マリオ&ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ 【編集】ニーノ・バラガーリ 【美術】タリア・イスティコブロス 【音楽】ジャンカルロ・ピガッツィ 【キャスト】ヴァンナ・バルバ/ディエゴ・アバタントゥオーノ/クラウディオ・ビガッリ/ジョゼッペ・チェデルナ/クラウディオ・ビジオ/ジージョ・アルベルティ/ウーゴ・コンティ/メーモ・ディーニ/ヴァスコ・ミランドラ/ルイジ・モンディーニ/イレーネ・グラツィオーリ/アントニオ・カターニア
見えるのは、映画ではなく夢です。
[92年アカデミー賞外国語映画賞受賞/92年パームスプリング映画祭最優秀外国語映画賞受賞/91年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞作品賞&編集賞受賞]

男たちが戦争にとられたギリシャ領の小島で、牧歌的な人間らしい生活を送っている女や老人、子供たち。ある時、この島にイタリア人兵士8人が派遣されてきた。それまでの日常から解き放たれて、島のゆったりしたリズムの中で暮らすうち、彼らは自分の人生や夢を見つめ直していく。とりわけ、美しい情婦ヴァシリサとの交流は、彼らを一人の"人間"へと帰し、新しい人生への扉を開くことになる。エーゲ海の美しい風景。たうたうように流れる時間。無垢な島の人々・・・。監督が意図した"夢"の世界は、全編に抒情をたたえながら、見る者をしあわせな気分に誘いこんでいく。ヴァシリサ、美しい羊飼いの娘、そして彼女たちを取り巻く男たちの内にある清らかな人間性もまた"天使"であるように思えてくる。